「再びサッカー界に衝撃」 高川学園の“失敗トルメンタ”が反響拡大、変化した斬新プレーに海外注目「まるで子供の遊びのよう」

高川学園のトリックプレーに海外注目【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
高川学園のトリックプレーに海外注目【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

昨年に続いて披露された珍セットプレー「トルメンタ」に脚光

 第101回全国高校サッカー選手権の3回戦で、高川学園(山口)は東山(京都)に敗戦し、今大会を去った。それでも、前回大会から“トリックプレー”で騒がせた山口県代表校は、この試合でも面白い工夫を見せてくれており、海外からも反響が広がり続けているようだ。

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 4強入りした昨年の第100回大会で、高川学園はセットプレーの際に味方同士が手をつないで円陣を組み、回転した後に散らばっていくトリックプレーを披露。通称「トルメンタ」(スペイン語で「嵐」を意味)と呼ばれるプレーは、得点にもつながったこともあり国内外で反響を呼んだ。

 迎えた今大会でも、東山との1戦でまた違った形の“トルメンタ”にチャレンジ。ゴール正面やや左側でフリーキックのチャンスを得ると、今回はセットしたボールの前で高川学園の3選手が輪になり回転する。輪が解けたのち、1人目、2人目がボールをまたぎ通過。3人目のFW山本吟侍が右足でシュートを放つも、これは力なく枠外となった。

 キッカーの回転という新しい形をとった意外性あるプレーには、語源となったスペインメディアも反応。スペイン紙「マルカ」は「話題の戦術で再びサッカー界に衝撃を与えた」と紹介し、昨年の動画とともに取り上げた。

 またコロンビア紙「El Heraldo」では「あまりに革新的でSNS上で騒がれている」反響具合をレポート。3選手が輪になり回転する様子を「まるで子供の遊びのよう」と例え「時には、そうした動きがなぜかうまくいくこともある。また、逆に完全に失敗してしまったこともある」と今回は不発に終わったトリックプレーを報じていた。

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