前回王者・青森山田が8強進出、GK交代的中でPK戦制す 優勝6度の国見が無念の敗退

青森山田が準々決勝へ【写真:中戸川知世】
青森山田が準々決勝へ【写真:中戸川知世】

1-1の同点からのPK戦

 第101回全国高校サッカー選手権は1月2日に各地で3回戦の試合が行われ、等々力陸上競技場の第2試合では、3回の優勝経験を持つ前回王者の青森山田(青森)と、6回の優勝経験も12年ぶりの出場となった国見(長崎)が対戦し、1-1の同点からのPK(ペナルティーキック)戦を制した青森山田が勝ち上がった。

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 全体的に青森山田がボールを持つ時間が長く、チャンスの数も多いなかで試合はハーフタイム直前に動いた。前半アディショナルタイム、青森山田は右コーナーキックを中央に入れるとDF三橋春希がヘディングでゴール。2回戦に続く連続得点で1-0のリードを奪って折り返した。

 後半も青森山田がコントロールする時間が長い展開になった。しかし国見は後半27分、左サイドからのアーリークロスにFW利根悠理が合わせて同点ゴールを奪った。PK戦での決着が濃厚になった後半アディショナルタイム、青森山田はGK鈴木将永を投入した。

 PK戦で後攻の青森山田は鈴木が2人目と4人目のキックをファインセーブ。キッカーは4人が全員決めてPK戦のスコア4-2で青森山田が勝ち上がりを決めた。

 青森山田は長年の指揮を執ってきた黒田剛監督が、新シーズンからJ2町田ゼルビアの監督に就任することが決定。青森県予選を最後に正木昌宣監督にスイッチし、この大会は黒田総監督として最後の選手権に関わっている。

 4日の準々決勝では、卒業後のドイツ1部ブンデスリーガのボルシアMG入りが内定してしているFW福田師王らを擁する神村学園(鹿児島)と対戦する。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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