1-1でPK戦へ突入、神村学園GK広川豪琉が1本目をストップ

　第101回全国高校サッカー選手権は1月2日に各地で3回戦の試合が行われ、等々力陸上競技場の第1試合は地元神奈川の日大藤沢と神村学園（鹿児島）が対戦し、PK（ペナルティーキック）戦の末に神村学園が勝ち上がりを決めた。

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　卒業後にドイツ1部ブンデスリーガのボルシアMG入りが内定しているFW福田師王と、セレッソ大阪入りが内定しているMF大迫塁を擁する神村学園が、前半はボール支配率を高める展開になった。攻撃後のハイプレスで日大藤沢は思うようにボールをつなげず、神村学園が押し込んで試合を進めた。

　しかし、日大藤沢の最終ラインもペナルティーエリア内で福田にシュートチャンスを与えることなく堅実な守備を見せて前半は0-0で終了。後半11分、日大藤沢はコーナーキックのチャンスを得るとゴール前へのボールをFW森重陽介がヘディングで合わせて先制。卒業後の清水エスパルス入りが内定している198センチの長身ストライカーがチームに先制点をもたらした。

　日大藤沢はこのゴールの直後にFW有竹翔吾を投入し、これまでの試合と同じく森重をセンターバックに下げた。一方の神村学園も後半15分、セットプレーの二次攻撃からDF大川翔がゴール正面から蹴り込んで同点ゴールを奪う。その後も攻撃回数を増やした神村学園は後半35分に、右クロスからゴール前で後半から出場の1年生「10番」MF名和田我空が完全にフリーになったが、シュートを決め切れずに決着はPK戦に持ち越された。

　先攻の神村学園はGK広川豪琉が1本目をストップ。キッカーは5人が全員決めて、PK戦のスコア5-3で準々決勝への進出を決めた。