徳島市立、涙の選手権敗退 コロナ陽性者続出…部員3分の1感染で活動停止、試合キャンセル 監督無念「可哀そうだった」

「メンバーを見ていても、全国で勝てる子が揃っていた」

 大会2週間前は、部員の3分の1くらいが感染。活動を停止するなどしたが、「その代償は大きかった」と監督は認める。「尚志さんの対策に向けて、大学生と試合を組んでいたんですが、それも全部キャンセルになりました。直前に米子北さんと試合をする予定もあったのですが、それも大雪でできなくて。いろんなことでついていなかった」

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 試合後、選手たちは涙を流していたが、初戦で敗退した悔しさだけではなく、万全の準備ができなかった無念さも、そこにはあったのかもしれない。「最後やりきれなかった部分もあると思う。怪我明けの子たちもコンディションが上がってこなかった。本当にメンバーを見ていても、全国で勝てる子が揃っていた」と振り返った。

 それでも、この高校選手権の舞台に立てたことは、チームとしての財産にもなる。河野監督は「下の(年代の)子たちも、ある程度は揃ってきている。もう少し個の部分とか上げていかないといけないところはある。今の3年生たちは身体能力が高く、頑張れる子が多かった。1、2年生は足もともある子が結構多いので、そういったところで、また違った形でこれから勝負していけたらなと思います」と、先発でピッチに立った2年生3人を含めた新チームの展望も口にした。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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