高校サッカー選手宣誓、東山主将「2週間ほどで完成」 OB鎌田大地は「可能性を示して下さった」

選手宣誓を務めた東山(京都)の新谷陸斗キャプテン【写真:徳原隆元】
選手宣誓を務めた東山(京都)の新谷陸斗キャプテン【写真:徳原隆元】

開会式が国立競技場で開催、選手宣誓は東山(京都)の新谷陸斗キャプテンが担当

 第101回全国高校サッカー選手権大会の開会式が12月28日に国立競技場で行われ、47都道府県から48校の代表チームが集結。選手宣誓は東山(京都)の新谷陸斗キャプテンが行った。

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 先月の組み合わせ抽選会で選手宣誓の担当が決まってから「2週間ほどで完成させ、先生方に添削してもらったあとに2回ほど練習しました」という新谷は、快晴の国立競技場に力強い言葉を残した。

 その宣誓の中には、新型コロナウイルスについての言葉もあった。新谷は「宣誓をさせてもらうと決まってから、聞いて下さる方の心に響く言葉を言おうと思った。緊張したけど、自分の言葉で伝えようと思った。僕が高校に入学した当初に学校にいけない期間が2か月、サッカーのできない期間があった。その時に仲間とサッカーをしたいという思いになり、それが高校生活で最も印象に残った」と話している。

 また、カタール・ワールドカップ(W杯)の日本代表としてプレーしたMF鎌田大地の出身校でもあり、「鎌田選手は自分たちのOBであり、東山高校からああいう舞台に立てるという可能性を示して下さった。W杯を見て、自分たちもああいう舞台に立ちたいと強く思った。東山高校は人間性を重要視している。挨拶など礼儀から指導してくださる。東山高校で人間性を学んだからこそ、自己犠牲の精神でチームに貢献するということも仰ったんだと思います」と、世界の舞台で戦う先輩について話した。

 東山は29日に優勝経験校の星稜(石川)と1回戦を戦う。新谷は「日本一を目標にしてチームを立ち上げ、インターハイではベスト16で敗れてしまった。それでも京都を圧倒する力をつけて選手権に帰ってくることができた。目標は、日本一を取ること」と話した。

 爽やかな宣誓を行った新谷キャプテンと東山の戦いにも注目したいところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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