高校サッカー選手権が開幕! 出場48校集結、東山高・新谷主将が選手宣誓「日本中に感動を」

高校サッカー選手権が開幕【写真:徳原隆元】
高校サッカー選手権が開幕【写真:徳原隆元】

年末年始の風物詩でもある伝統ある大会がスタート

 第101回全国高校サッカー選手権大会の開会式が12月28日に国立競技場で行われ、47都道府県から48校の代表チームが集結。サッカー界における年末年始の風物詩でもある伝統ある大会がスタートした。

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 今大会から、各回戦の間に必ず中1日の休養日が入ることになった。1回戦から準々決勝までは40分ハーフ、準決勝からは45分ハーフで実施される。同点で終えた場合は準決勝まではPK戦、決勝戦は延長戦とPK戦により勝ち上がりや優勝チームが決定される。

 開会式では右の拳を突き上げながら更新した前回優勝の青森山田(青森)を先頭に、47都道府県から48校の代表が入場。タオルマフラーと地元に馴染みの戦国武将にちなんだ風林火山の軍配を掲げながら入場した山梨学院(山梨)など、個性をアピールするチームもあった。

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長は「カタール・ワールドカップ(W杯)で日本代表は全力を尽くした。あと1つでベスト8に届かず新しい景色を見ることができなかった。W杯には18歳、19歳、20歳の選手が出場している。その景色を見るのは皆さんたちの世代です。この大会で全力を尽くして頑張ってください」と激励の言葉を送った。

 選手宣誓は東山(京都)の新谷陸斗キャプテンが行い、「私たちが入学した頃から新型コロナウイルス感染症が長く続きました。私たちの学校では個人練習の日々が長く続きました。サッカーは仲間とするものだと改めて感じることができました。感染状況は落ち着き、私たちは選手権という大きな舞台に立つことができています。先日カタールW杯が開催されました。日本代表は目標のベスト8に惜しくも届きませんでした。しかし、グループリーグで強豪のドイツやスペインを相手に歴史的な勝利を収めてくれました。私たちだけでなく世界中の多くの方に夢や希望、感動を与えたと思います。次は私たちが日本中に勇気や感動を届けたいと思います」と宣言した。

 夏のインターハイを制した前橋育英(群馬)をはじめとした伝統校や強豪校、J1からJ3まで卒業後のプロ入りが決まっている選手だけでなく、ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシアMG入りが決まっている神村学園(鹿児島)のFW福田師王らの注目選手も目白押しの大会は、全国3883校の頂点を目指してこの日15時の開幕戦で対戦する成立学園(東京B)と津工(三重)のゲームから来年1月9日に行われる決勝戦まで、47試合の熱戦が繰り広げられる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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