選手要望で代表ミーティング“1時間→30分”に短縮! GK西川は信頼を寄せ「監督もトライしている」

UAE戦はFKから失点も「失敗から学ぶ」

 ハリル監督自身も「私たちがトライすることとして、映像を先に選手に送って合宿の前に見て欲しい、見てくれると期待する。そして、合宿でトレーニングを短くしたい」と話していたが、有言実行となった模様だ。

 今回のイラク戦で最終予選ホームゲームは2試合目となるが、初戦UAE戦では1-2と敗戦を喫した。西川自身も、相手の直接フリーキックを手に当てながら止めきれなかった悔しさが残るゲームとなった。だからこそ、常に「失敗から学ぶものがある」と繰り返す守護神はその経験を生かすことを強調した。

「自分たちは同じことをホームで繰り返してはいけない。UAE戦とタイ戦の経験が必ず生きると思っています。『勝たないと』とガチガチになれば力は発揮できない。プレッシャーのなかで楽しむことを課題にして、それでいて泥臭く勝ちにいきたい」

 ハリル監督の調整法の変化もまた「失敗から学ぶ」ものだ。選手たちとの信頼関係のなかで生まれた調整方法は、イラク戦、そして今後も続く最終予選で勝利を呼び込むベースとなるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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