マンU英雄、モドリッチ“勧誘”の過去告白 本人前向きも「すでにシンジ・カガワと…」

かつてトッテナムでプレーしたモドリッチ【写真:Getty Images】
かつてトッテナムでプレーしたモドリッチ【写真:Getty Images】

リオ・ファーディナンド氏、モドリッチのレアル移籍当時を回想

 元イングランド代表DFで、解説者のリオ・ファーディナンド氏がマンチェスター・ユナイテッド時代にクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)を勧誘していたことを自身のYouTubeチャンネルで明かした。モドリッチも移籍に前向きだったようだが、アレックス・ファーガソン元監督が率いた当時のクラブはMF香川真司(シント=トロイデン)の獲得で合意したタイミングだったという。

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 モドリッチは2008年から2012年までトッテナムでプレー。そして12年夏の移籍市場でスペインの名門レアルに引き抜かれた。レアルではラ・リーガ優勝3回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝5回など多くのタイトルを獲得。18年にはバロンドールを受賞し、世界最高の栄誉を獲得した。

 ファーディナンド氏はYouTubeチャンネル「Rio Ferdinand Presents FIVE」でモドリッチがレアルへ移籍した当時のことを回想。モドリッチをユナイテッドに勧誘し、本人も移籍に乗り気だったが実現はせず、その代わりにクラブはドルトムントから香川を獲得したと話している。

「私はレアル・マドリードに行く前の彼(モドリッチ)と話した。私は当時、選手の代理人のような立場だった。獲得できそうな選手だと思ったらどんな選手でもなんとか取り込もうとしていた。リバプールのチアゴ・アルカンタラも、彼がバルセロナを出てバイエルン・ミュンヘンに行く時に話して獲得が実現しそうだったけど、代わりに(マルアン・)フェライニと契約した。

 モドリッチには『(トッテナムを)出るのか?』と聞いて、彼が 『そうだね。移籍すると思う』と言ったのを覚えている。その時はどこに行くかまでは決まっていなかった。私が『聞いてくれ、君はユナイテッドに来るべきだ』と言うと、彼は『そうだね。ユナイテッドでプレーする最初のクロアチア人になりたい』と言ったんだ。だが、実現はしなかった。(当時のCEO)デイビッド・ギルと(ファーガソン)監督はその時すでにシンジ・カガワと合意していたんだ。確かその年だったと思う」

 ファーディナンド氏はモドリッチがバロンドールを獲得するほどの選手になることまで想像していなかったと話したが、10年前からその才能に惚れ込んでいたようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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