【W杯】大会欠場のポグバが母国勝利に喜び フランス代表MFへ賛辞「グリーズマンカンテ」

フランス代表の勝利を喜んだポグバ【写真:Getty Images】
フランス代表の勝利を喜んだポグバ【写真:Getty Images】

自身のSNSを通じて母国の勝利に反応

 カタール・ワールドカップ(W杯)も準決勝が終わり、3位決定戦と決勝の2試合を残すのみとなった。フランス代表は、準決勝で初のベスト4進出を果たしたモロッコを2-0で下し、1934年イタリア大会と1938年フランス大会を制したイタリア、1958年スウェーデン大会と1962年チリ大会を制したブラジルに続く、3か国目の2大会連続優勝国に王手をかけた。

 イタリア1部ユベントスMFポール・ポグバは、2018年ロシア大会ではフランス代表の中盤の主力だったが、今大会は負傷のためチームに加われなかった。モロッコに勝利した後に自身のSNSを通じて、中盤に入って守備面でも存在感が光ったFWアントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)を称賛した。

 フランス代表がポグバだけでなく、イングランド1部チェルシーに所属するMFエンゴロ・カンテも欠くなかで、グリーズマンは中盤でプレー。モロッコ戦でも、2つのタックル、2つのインターセプト、3つのクリアー、そしてシュートブロックもあり、少なくとも7つの場面で守備的な貢献をした。モロッコ戦でこの数字を上回るのは、DFジュール・クンデとイブラヒム・コナテの2人だけだった。

 フランスが2大会連続の決勝進出を果たした後、ポグバは自身のインスタグラムのストーリー(24時間で自動的に削除される写真・動画)内で「近づいた」と投稿して、チームの勝利を祝福。そして、グリーズマンがスペイン1部(ラ・リーガ)で得点王争いをするような選手でありながらも、守備面で貢献している点について「グリーズマンカンテ」という言葉に、考えている顔の絵文字を添えた。

 チェルシーOBであり、元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバ氏も、この試合のグリーズマンの活躍については「彼はグリーズマンというよりも、カンテみたいだった」と、W杯を欠場したチームメイトが乗り移ったかのような活躍ぶりを評価していた。

 ポグバとカンテが不在でも、決勝に勝ち上がったフランス。グリーズマンはFWリオネル・メッシを擁するアルゼンチンとの大一番で、どんなプレーを見せるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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