ライバル躍動で窮地のセビージャ清武 超絶アシストの天才司令塔を指揮官が「別格」と絶賛

アラベス戦で先制点を演出したガンソの評価が急上昇

 日本代表MF清武弘嗣がセビージャで出場機会に恵まれない一方、同じポジションのライバルがチーム内での評価を一気に高めている。1日のリーガ・エスパニョーラ第7節アラベス戦(2-1)で、元ブラジル代表MFガンソが超絶ヒールパスで先制点をアシストすると、ホルヘ・サンパオリ監督は「別格の選手」と絶賛している。スペイン地元紙「マルカ」が報じた。

 後半16分から途中出場を果たしたガンソは同29分に超絶テクニックを披露した。味方からボールを受けたガンソは、相手マーカーの激しいチェックを受けて体勢を崩した。だが、巧みにバランスを取ると、FWベン・イェデルに左足のヒールパスで完璧なスルーパスを通す。ストライカーがゴールネットを揺らすと、本拠地サンチェス・ピスファンは熱狂の渦と化した。

 アルゼンチンの闘将サンパオリ監督は、かつてサントスでバルセロナFWネイマールと並ぶ至宝と呼ばれていたクラシカルな司令塔を絶賛した。

「ガンソには確固たる理由があって(セビージャに)加入した。彼はあんなプレーをやってのけることができる別格の選手なんだ。彼は愛されていると感じれば、ファンが感激できるような多くの理由をもたらすだろうね」

 サポーターが惜しみない愛情をガンソに降り注げば、異次元のプレーを見せることができると指揮官は強調している。

 

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