ライバル躍動で窮地のセビージャ清武 超絶アシストの天才司令塔を指揮官が「別格」と絶賛

ガンソの台頭で清武はさらなる苦境に

 このアシストには「マルカ」紙も、「信じられないガンソ! 誰もが想像できないバックヒールパスで、イェデルのフリーを作った。彼のアシストはセビージャ対アラベスのチケットを買う価値があったことを証明した」と絶賛していた。

 2得点のベン・イェデルについても指揮官は、「すごく嬉しいよ。彼はセビージャで適応に苦しんでいた。言葉、チームメートとの相互理解、戦術にね。だが、この2試合で彼がなぜセビージャにいるのかを示すことができた」と語った。

 開幕当初は出場機会を得ていた清武だが、この日は2試合目のベンチ外となった。マンチェスター・シティから期限付き移籍で加入したMFサミル・ナスリの躍動によりスタメンの座を失い、ブラジルサッカー界屈指の司令塔もついに才能の輝きを示している。

 日本代表のワールドカップ・アジア最終予選に参戦するため、タイミング悪くチームを離れることになった清武は、スペイン屈指の強豪で窮地を迎えている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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