【W杯】「最悪だ!」 日本の決勝弾、海外記者から不満止まず「このVARは馬鹿げている」

一部の海外記者はいまだ納得がいかない模様【写真:ロイター】
一部の海外記者はいまだ納得がいかない模様【写真:ロイター】

スペイン戦、田中のゴールを巡って一部の海外記者はいまだ納得いかず

 森保一監督率いる日本代表は、現地時間12月1日のカタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第3節でスペイン代表と対戦し、2-1の逆転勝利を収めた。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定によって認められた日本の決勝ゴールを巡り、一部の海外記者はいまだ納得がいかない模様で、SNSで「VARは馬鹿げている」「VARは最悪だ!」と発信している。

 試合は前半11分、FWアルバロ・モラタのゴールで失点。ハーフタイムにDF長友佑都に代えてMF三笘薫、MF久保に代えてMF堂安律を投入。すると後半3分に堂安が同点ゴールを奪う。

 問題の場面は後半6分に起きた。ペナルティーエリア内から堂安が右足シュートを放つと、ファーサイドに抜けたボールを三笘が戻し、中央で田中が押し込んだ。三笘が戻した時にゴールラインをボールが超えていたかが際どいプレーとなり、VAR判定。その結果、ボールはラインを割っていないとして日本の逆転ゴールが認められて2-1となり、そのまま日本が勝利した。

 試合後、ボールがラインを割っていたか否かを巡って論争となったなか、各国メディアはゴールの正当性を発信。しかし、一部の海外記者はいまだ納得がいかない模様だ。

「Los Danieles」などに寄稿するダニエル・サンパー・オスピナ氏「このVARは馬鹿げている」とツイート。さらに、スペイン人記者のパブロ・M・モンティ氏は「今日、VARが機能しないこと示した。逆に、その使い方が不明確で、何が決定されているのか観客に分からないことを示した」と嘆く。また、インド紙「インディア・トゥデイ」などに寄稿するナビーン・R・ネアは「なぜこれが外じゃないんだ! VARは最悪だ!」とツイッターで発信している。

 VARを経てゴールが認められ、各国メディアも妥当性を認めたプレーだったものの、しばらく反響を呼びそうな気配だ。

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