【天才キッズ】才能あふれる小学3年生の女子選手…ポテンシャルは“五輪選手クラス” 自ら判断・行動で夢に向かって邁進

神奈川県在住の小学3年生・竹田結夢さん【写真:パウロ吉田】
神奈川県在住の小学3年生・竹田結夢さん【写真:パウロ吉田】

未来のスター候補生を発掘「BLAZE A NEW PATH~天才キッズを探せ No.67」

 日本サッカー界の未来を担う将来有望な天才キッズを探す「FOOTBALL ZONE」の連載「BLAZE A NEW PATH」(新しい道を切り開く)。謎のスカウトマン・パウロ吉田が日本全国を回って未来のスター候補生を発掘するなか、今回は神奈川県在住の小学3年生・竹田結夢(ユメ)さんに迫る。(取材・文=パウロ吉田)

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 本連載では3人目の女子選手だ。お父さんは大学まで野球をやっていたというスポーツマン。新体操経験者のお母さんは、待望の女の子だったこともあり新体操をやってほしいという願いを込めて、体験に連れて行きレオタードも着せて、さあ喜んでくれるだろうと思ったところ、絶対にやりたくない、と断固拒否された。

「私はサッカーをやる!」。幼稚園の年長の時だった。現在中学2年生と小学6年生の2人の兄がサッカーをやっていて、生まれた時からサッカー中心の生活で育ったのだから無理もない。サッカーとは性別を超えてそれほど魅力的なスポーツである。

 どうせすぐ辞めるだろうと思っていたが、まずは週1回、元Jリーガー臼井幸平氏の主宰するF.T.A.Rのスクールに通うことになるのだが、スクール初日にコーチから「この子はどこでサッカーをやってるんですか?」と聞かれてしまうほどその才能があふれ出ていた。

 お兄ちゃん2人のサッカー生活の中で育ったユメは、サッカーのルールはもちろん、彼らがコーチに指導されていること、どういうプレーを心がけないといけないのかなど、いわゆるサッカーの原則原理を自然と身に付けていたのだ。

 さらには、整体の先生に骨格や筋肉がオリンピック選手クラスのポテンシャルだと太鼓判を押されていたり、幼稚園の年長までは左利きだったのが、いつの間にか両利きになっていたり、足の速さ、躍動感、生まれ持った能力がずば抜けていたり、夢がたくさん詰まっている。

パウロ吉田

パウロ・ヨシダ/世界65か国以上を旅するクリエイティブアスリート。多様なスポーツに精通し、それらを実践している。日本の体育教育をカルチャーに変えるべく、さまざまな競技にさまざまな角度から刺激を与えている。好きなサッカー選手はジョージ・ウェア。

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