「いろいろな後悔がある」 2位川崎、逆転優勝ならず…鬼木監督「修正していければ」

2位で終わった川崎【写真:小林 靖】
2位で終わった川崎【写真:小林 靖】

GKチョン・ソンリョンが退場するなかでもFC東京に勝利

 J1リーグ最終節が11月5日に一斉開催され、2位の川崎フロンターレは敵地でFC東京と対戦。3-2で勝利を収めたものの、逆転優勝には手が届かなかった。

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 試合前の時点で横浜F・マリノスとの勝ち点差は「2」。横浜FMが引き分けでも、川崎は12点差以上での勝利が必要となり、実質的には勝利を収めたうえで首位の横浜F・マリノスが敗れることが優勝の条件となっていた。

 試合は前半19分、脇坂泰斗の強烈なミドルシュートで川崎が先制。同29分にGKチョン・ソンリョンが退場となる厳しい展開となったが、追い付かれては突き放す展開を繰り返し、数的不利のなかで3-2の勝利を収めた。

 優勝のための最低条件である勝利は手にしたものの、首位・横浜FMも3-1でヴィッセル神戸を破ったため、逆転とはならなかった。

 試合後、川崎の鬼木達監督は「今シーズンラストのゲームで、難しい状況のなかでしたけども、気持ちが表れましたし、そういうプレーを選手も見せてくれたと思います」と総括。僅差で3連覇を逃したシーズンについて、次のように語っている。

「いろいろな後悔がありますけども、この試合が終わるまでは考えないようにしてきました。年間通して勝てるゲームを落としたり、引き分けにしてしまったり、勝ち点1の重みや、得失点差もそうですね。1点取っていれば、1点我慢していれば、とか。でも、それは来年に向けて選手それぞれ思うところがあるでしょうし、そういう思いで修正していければなと思います」

 優勝できなかった要因については「いっぱいありますけども、今はなかなか頭で考えられることは少ない。ただ、最後の最後で選手の頑張りを見られたことは非常に嬉しく思います」と振り返った鬼木監督。来季のリベンジを誓っていた。

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