ジェズスは「ノーゴールでも輝く」 アーセナルでのフィット度を英称賛「まさに完璧」

アーセナルのガブリエウ・ジェズス【写真:ロイター】
アーセナルのガブリエウ・ジェズス【写真:ロイター】

ノッティンガム・フォレスト戦を含めて4試合ノーゴールも貢献度は依然として大きい

 イングランド1部アーセナルのブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスは今季マンチェスター・シティから加入し、レギュラーポジションを確保している。5-0で圧勝した現地時間10月30日のプレミアリーグ第14節ノッティンガム・フォレスト戦も含めて直近4試合ノーゴールだが、英国メディアはアーセナルに欠かせない選手として重要度の高さを主張している。

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 開幕から好調で首位を走るアーセナルで1トップのポジションを託されているジェズス。夏のプレシーズンには5試合で7得点とゴールを量産したが、プレミアリーグでは現在12試合で5得点。直近4試合はノーゴールとなっており、決定力を不安視する声もある。

 しかし、ジェズスはポストプレーやスペースメイクの動き、前線からの守備など得点以外にも多くの役割をこなしており、すでに6つのアシストを記録するなど得点への関与は多い。

 英紙「ガーディアン」は、「ガブリエウ・ジェズスは完璧なストライカーではないが、アーセナルにとってはまさに完璧」と特集。「ハードワーク、チェイシング、ギャップを見つける達人で、静かに回りの選手をより良く見せる」と、そのプレースタイルが今のアーセナルにフィットしているとした。

 ノッティンガム・フォレスト戦でジェズスはボールタッチを72回記録。そのうちペナルティーエリア内でのものは16回のみで、自陣でのタッチが13回あった。ピッチの至るところに顔を出して、プレーに関わっていることがよく分かる。1試合でのボールタッチ数が一桁で終わることもあるマンチェスター・シティのFWアーリング・ブラウト・ハーランドとは対照的とも言えるスタイルだ。

 英衛星放送「スカイ・スポーツ」も、「ノーゴールでもジェズスは輝いている」と同様にジェズスのチームへの貢献度の高さを強調。「(フォレスト戦で)いつもどおり開始早々からせわしなく猛烈に動き回り、疲れ知らずの働きだった。フォレストのDFをポジションから引き離したり、ボックス内でも脅威を与えていた」とその献身的なプレーを称賛している。

「今季のプレミアリーグでゴールと同じくらいアシストをしているのも妥当なことだ。彼はチームのために自分を犠牲にすることができ、周囲をより良くする選手だ。ゴール不足だとしても、アーセナルはその恩恵を受けている」

 プレミアリーグで首位を走る“ガナーズ”を牽引するジェズス。得点数だけでは計り知れない影響をチームに及ぼしているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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