「理由を1つ挙げるのは難しい…」 浦和ロドリゲス監督、改善できない“チャンス逸癖”に言及

「チャンス自体はあった」と総括

 ロドリゲス監督は「監督としては、いかにチームとしてチャンスの数を増やし、質を高めていくかに取り組むし、チャンスを外したい選手は誰もいないと思う。『どれが欠けているからこうなってしまっている』というところをこの場ではっきりと言うことは難しいが、チャンス自体はあったと思っている。ほかの試合でもゴールチャンスがありながら決めきれないところがあった」と試合後の会見でコメントしている。

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 浦和はこの試合まで全34試合中の32試合を終えて8敗だが、これは2位の川崎フロンターレと同数。しかし、それ以外で18勝6分の川崎と10勝14分の浦和で大きく差がついている。シーズン前半戦には同一シーズンのJ1最多となる7試合連続引き分けもあった。そうした勝ち切れない部分がシーズン終盤になったこのゲームでも顔を出した。

 ロドリゲス監督は「最後に決めきるところは確かに欠けている。理由をこれだと1つ挙げるのは難しいが、決定的な場面を生かせていないのは事実。その部分が改善点なのは間違いないと思う。特にこの拮抗した試合では、なかなかゴールを奪えず試合に勝ちきれないのは、我々の問題点としてある」と肩を落とした。

 次節は首位の横浜F・マリノスとアウェーで対戦する浦和だが、敗戦すると昨季の川崎戦に続いて2シーズン連続で優勝の瞬間を目の前で見つめることになる。それを避けるためには、試合全体の内容もさることながらゴール前でクオリティーを発揮できるかがポイントになると言えそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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