森保ジャパン、エクアドル戦出場全17選手「パフォーマンス査定」 W杯へ最後のアピールで明暗…“期待外れ”の2人は?
エクアドル戦の出場メンバー17選手を5段階査定
日本代表(FIFAランク24位)は9月27日、ドイツのデュッセルドルフでエクアドル代表(同44位)と国際親善試合を行った。カタール・ワールドカップ(W杯)のメンバー発表前、最後の一戦で森保一監督は23日のアメリカ戦(2-0)から先発11人を総入れ替えした。
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カタールW杯への出場を決めている南米の強豪に前半は押し込まれながらも、スコアレスで折り返した日本。後半に入り何度かチャンスを作りながらも1点が遠く、終盤にはPK献上のピンチも迎えた。それでも日本はゴールを守り抜き、0-0のスコアレスドローに持ち込んでいる。
W杯メンバー発表前、最後のアピールがテーマになった一戦。森保ジャパンの選手たちは、どのようなパフォーマンスを見せたのか。出場17選手を5段階評価(最高が五つ星=★★★★★)で査定した。(取材・文=河合 拓)
◇ ◇ ◇
<GK>
■シュミット・ダニエル(シント=トロイデン)=★★★★★
文句なしのマン・オブ・ザ・マッチ。本人はハイボールの対応へ反省を口にしたが、ビルドアップでも、シュートセーブでも多くの見せ場でゴールを守り抜いた。後半38分にはPKをストップし、その2分後にも決定機を阻止。エクアドルの英雄FWエネル・バレンシアに仕事をさせなかった。
<DF>
■山根視来(川崎フロンターレ)=★★☆☆☆
1対1の対応時に翻弄されてサイドで数的不利を招く場面が散見。1列前の堂安律とはほとんどコンビを組んでいなかった難しさはあったとはいえ、攻撃面、守備面で連係が合わない場面が多く、持ち前のパスワークでもズレが生じていた。
■谷口彰悟(川崎フロンターレ)=★★★☆☆
フィジカルの強い相手FWと渡り合いながら、最終ラインをしっかりと統率。右サイドから崩されそうになった時も的確なカバーリングを見せて、ピンチの芽を摘んでいた。試合終盤にPKを与えてしまった点は反省点。
■伊藤洋輝(シュツットガルト)=★★★☆☆
スライディングで相手のストライカーに渡るボールを遮断するなど、リーチの長さを生かしたプレーが見られた。圧力をかけてくる相手に対しても臆することなく戦い、ほとんどコンビを組んだことのない谷口との連係もまずまず。
■長友佑都(FC東京)=★★★★★(→後半39分OUT)
試合後、本人が「一家に一台、長友佑都」と言ったように、浮足立つチームのなかで抜群の安定感を発揮。1対1の強さを見せ続け、エリア内に侵入してくる相手を完全に封殺した。前線でなかなかタメが作れなかったため、攻撃面での貢献は限られた。
■吉田麻也(シャルケ)=※短時間のため採点なし(←後半38分IN)
試合の最終盤に登場。谷口、伊藤と3バックになり、攻撃的な戦いにシフトチェンジした。出場時間が短く、評価材料に乏しいため採点なし。