「プレスは信じすぎると危ない」 酒井宏樹が説くロンドン五輪の成功体験と“予備プラン”の重要性

「共通認識にロスがないように」意識

「(プレスは)有効的であると思いますが、信じ過ぎると危ないなという気持ちもあります。やはり、オリンピックのスペイン戦は生きましたけれど、結果、すごく攻められました。前回のアメリカ戦は機能しました。やはりプレッシャーがハマれば、いい試合になりますが、ハマらない時の対処法も考えておかないといけない。そこはピッチの中で選手が決めたり、ピッチ外で監督が決めてくれたり、チームの共有認識にロスがないようにしていかないといけない。そこも突き詰めていかないといけない問題かなと思っています」

 そうした問題に向き合えるカタール・ワールドカップ(W杯)の最終メンバー決定前、最後の試合となるエクアドル戦。この試合に向けては、「個人としては、この間の試合でピッチに立つことができて、ある程度、チャレンジすること、確認することはできたので、あとはグループとして、チームとして、何がチャレンジできるかが大事になってくる。もちろん結果は意識しつつ、ただ結果を出すためだけではなく、いいチャレンジをできればと思います」と、自身の考えるテーマを掲げた。

 9月24日の練習後、酒井は同じ右サイドを務めるMF伊東純也(スタッド・ランス)と森保一監督と長時間にわたって話し合いを行い、連係面の確認をしていた。最後の選手選考も兼ねる一戦に両選手が出場するかは不透明だが、出場した場合は本大会に向けて、よりスムーズなコンビネーションが見られるかが注目される。

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