“救世主”闘莉王が名古屋19戦ぶり勝利に不敵な笑み いまだ降格危機も「この状況は嫌いじゃない」

降格圏に沈むも15位甲府と勝ち点4差に縮める

「みんなよくついてくれた。久しぶりなのに、いろいろコミュニケーションをとれて、まだまだ厳しい状況ですけど、みんなで力を合わせた結果なので、また次、その次に臨んでいきたい。足りないものだらけだけど、絶対ベストを尽くさないといけないという約束をして試合に入った。厳しい状況は変わらないが、こういう状況は嫌いじゃない」

 闘将は絶体絶命の窮地にも不敵に話していた。現時点で名古屋は、自動降格圏となる年間16位に沈んでいる。この日の勝利で、ガンバ大阪相手に1-2で敗れた15位ヴァンフォーレ甲府との勝ち点差を「4」に縮めている。2010年に浦和レッズから移籍し、1年目で「万年中位」と揶揄されてきた名古屋にリーグ初優勝をもたらした闘将は、復帰初戦で勝てないチームに白星をもたらした。闘莉王は再び、名古屋の救世主になるかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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