ハンガリーはNLグループA・グループ3で堂々の首位

　ハンガリー代表は現地時間9月23日、UFFAネーションズリーグ（NL）グループA・グループ3第5節でドイツ代表と戦い、セットプレーでの1点を守り切って勝利を収めた。FWサライ・アーダームが決めた美弾に国内外で注目が集まっている。

　前半17分、左からのコーナーキックのチャンスを得たハンガリーは、キッカーのMFソボスライ・ドミニクがニアサイドへボールを供給。アーダームが絶妙のタイミングで相手の前に入り右足のアウトサイドで合わせると、ドイツの守護神GKテア・シュテーゲンの頭上を越えてゴール右に吸い込まれた。

　その後、猛攻に出るドイツを堅い守備で封じ、最後まで得点を割らせなかったハンガリーが1-0の勝利。勝ち点を10とし、グループ3で首位に位置している。

　このゴールをドイツ公共放送「ZDFheute」も「夢のゴール」と称賛。さらにスポーツチャンネル「DAZN」のハイライト映像が公開されると、日本ファンから「変態ゴール」「プスカシュ賞にノミネートされてもいい美しさ」「ハンガリー強い」と賛辞が送られた。

　またほかにも、「やっぱりセットプレーだな」「守備陣素晴らしかった」「学ぶことが多い」「日本にとってはいい教材」「お手本のような試合」「格上に耐えて勝つにはセットプレーは重要」とW杯でドイツと戦う日本に対し、ハンガリーの戦い方を参考にすべきとの声も上がっている。

　9月23日の国際親善試合のアメリカ戦では2-0と勝利を収めたものの、セットプレーからのチャンスはあまり見られなかった日本。11月開幕のカタール・ワールドカップ（W杯）でドイツと対戦予定だが、セットプレーに関してW杯に向けてどのような対策を講じるだろうか。