森保ジャパン新ユニフォーム、ドイツ在住日本人の“着用率の高さ”に驚き あとから分かった「なるほど」な理由

スタジアムへ向かう地下鉄の駅では、日本人の姿が多く、新ユニフォームを着た人も目立った【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
スタジアムへ向かう地下鉄の駅では、日本人の姿が多く、新ユニフォームを着た人も目立った【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

観客のほとんどが日本人、新ユニフォームを着た外国人の姿も

 食事を終えてから路面電車、地下鉄を乗り継いでデュッセルドルフ・アレーナへ向かう。地下鉄の駅では、すでに日本人がたくさんいて、この日から新たに着用される新モデルのユニフォームを着ている人が多いことに驚かされた。のちに分かったが、どうやら今回の日本代表の遠征に合わせて日本人学校で購入者を募り、一斉に購入する機会を設けたらしい。きっと自分たちの住む町でホームゲームを行った記念にも、今年のW杯の記念にもなるに違いない。

 デュッセルドルフ・アレーナでは、やることがあった。新型コロナウイルスの抗原検査だ。唾液で行うのかと思っていたら、鼻腔ぬぐい液を採取する方法で、鼻の割と奥深くまで綿棒のような棒を突っ込まれた。過去にも経験していたが、何度やっても慣れるものではない。抗原検査の結果が出る間、同じく結果を待っていたアメリカ人女性メディアの方に話を聞く。彼女は2-1でアメリカの勝利を予想していた。ちなみに日本では、FWクリスティアン・プリシッチと呼ばれるが、これは彼のルーツであるクロアチアの読み方であり、アメリカでは「プリシック」と読むのが一般的だそうだ。なお、抗原検査の結果は無事に陰性で、問題なく取材ができることとなった。

 デュッセルドルフ・アレーナの記者入り口は地下にあり、記者席は5階。そこに上がるには階段を昇り降りするしかない。記者席に到着して席を確保すると、周りの記者仲間が紙バックを持っているのに気づく。ケータリングサービスがあったというのだ。受け取り場所は、地下のメディアルーム隣の部屋だという。

 スタンドのサポーターに取材をしたかったこともあり、そのついでに地下に戻ることにする。スタンドに集まった観客のほとんどは日本人だったが、なかには日本代表のユニフォームを着た外国人(ここでは僕たちが外国人なのだが)の姿も見られた。今回の日本代表のユニフォームは、デザインが高く評価されているが、ドイツの人たちにも受け入れられているようだ。

 スタンドでの取材を終えて、地下に行き、紙袋をもらう。中にはバケットのサンドイッチが2つとリンゴ、それにチョコレートバーが一つ入っていた。このサンドイッチが美味しいものの、またしても顎にくる固めのものだった。

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