世界の「高額年俸指揮官トップ10」 歴戦の策士のなかで最も高給を得る名将は?
10人中6人が名将が集結するプレミアリーグの指揮官
世界中で最も高いサラリーを受け取っている指揮官は、果たして誰なのだろうか。英紙「テレグラフ」が「世界で最も高給取りの監督トップ10」を特集している。名だたる名将がずらりと並んだが、10人中過半数の6人がプレミアリーグからの選出となり、巨額のTV放映権料で潤う同リーグの圧倒的な資金力は監督の給与にも大きく反映されていることが分かった。
10位は昨季、レアル・マドリードを率いてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝を果たし、ビッグイヤーを掲げたジネディーヌ・ジダン監督。選手としても獲得した欧州最高のタイトルを監督1年目で獲得するなど、指導者としても早くも実績を残している。年俸は460万ポンド(約6億3000万円)で世界の10傑入りを果たした。
9位はレアルの宿敵アトレチコ・マドリードの“闘将”ディエゴ・シメオネ監督。年俸は510万ポンド(約7億円)となっている。2012年に就任して以降、チームを13-14シーズンのリーグ制覇と2度のCL準優勝に導き、バルセロナとレアルの二強体制に風穴を開けた。
8位に入ったのは、今季サウサンプトンからエバートンに渡ったロナルド・クーマン監督。プレミア中堅クラブを率いるが、年俸は600万ポンド(約8億2000万円)と実績十分のシメオネ監督を上回る。7位はチェルシーのアントニオ・コンテ監督で660万ポンド(約9億円)。6位リバプールのユルゲン・クロップ監督で、700万ポンド(約9億6000万円)とプレミアリーグ勢が続いていく。
5位に入ったのは、リーガ・エスパニョーラを2連覇中のバルセロナを率いるルイス・エンリケ監督。クロップ監督を僅かに上回る720万ポンド(約9億9000万円)となった。4位には年俸890万ポンド(約12億2000万円)で、アーセナルで21年目の指揮を迎えたアーセン・ベンゲル監督が入った。