“ネスタの後継者”を巡る名門クラブ間の熾烈な綱引き ミランが意地の「ノー」で放出拒否

元イタリア代表監督から誘いを受けたロマニョーリ。40億円のオファーもミランは拒絶

 今夏の移籍市場でチェルシーに就任したアントニオ・コンテ前イタリア代表監督から熱心な誘いとオファーを受けながらも、最終的にACミラン残留を決めたイタリアU-21代表DFアレッシオ・ロマニョーリが、一連の移籍騒動について語っている。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」が報じた

 昨季ローマからミランに加入したロマニョーリは、まだ若さから来る不安定さがあると指摘されながらも、1シーズンをレギュラーとしてプレー。かつてミランやイタリア代表でプレーした名センターバックであるアレッサンドロ・ネスタ氏の後継者とも評され、チェルシーから3500万ユーロ(約40億円)とも言われる高額オファーを受けている。しかし、ミラン側がそのオファーを拒絶した。資金難問題が浮上した今夏のミランだが、意地の「ノー」を突き付けた形だ。

「チェルシーからオファー受けたことには感謝しているし、嬉しいよ。だけど僕は、ミランが『ノー』を言ってくれたことに満足しているんだ。僕がより成長していくために、ミランが決断してくれたことが背中を押してくれると思う」

 ロマニョーリは、クラブのサポート受けながら、ミランでのさらなる成長を誓う。イタリアの名将から届いたオファーに感謝しつつも、ミランの決断が自分にとってプラスになると考えているという。

 

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