元主審・家本政明氏が語る日本サッカー、“レフェリー目線”で見た変化とは? 「かなり激しく戦えるようになった」

家本氏はファン、サポーター目線で日本代表を観戦するという【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
家本氏はファン、サポーター目線で日本代表を観戦するという【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

普段の日本代表戦は「ファン、サポーター目線」で観戦

 では、家本氏は普段どんな視点で日本代表の試合を観戦しているのか。「よく聞かれるんですよ(苦笑)」と切り出しつつ、「僕は完全にファン、サポーター目線ですよ」と胸襟を開いて語る。

「よく審判目線かどうか聞かれますが、もちろんそういう(審判)目線で見ようと思えば見られますが、それだと全然楽しくないんですよ(笑)。あくまでも、日本の試合を観る時には、『日本代表ってどんなサッカーをするのかな』とか、『おーチャンスだ』『おー守った』みたいな感じです。普段は本当にファン、サポーター目線で見ているだけで、全く審判感はないですね」

 家本氏は、元審判としての目線だけではなく、一ファンやサポーターとして純粋に日本代表のサッカーを楽しんでいるようだ。

   ◇   ◇   ◇

 そんな家本氏は9月23日に行われるキリンチャレンジカップの日本代表対アメリカ代表の一戦で「家本政明ぶっちゃけLABO」というオンライン同時視聴イベントを開催する。代表戦を“一ファン”としても楽しむ家本氏が参加者の意見や質問を元に、多彩な目線でリアルタイム解説する“家本節”にも注目が集まる。

■オンライン配信イベント
「家本政明ぶっちゃけLABO」

独自のレフェリー目線解説…大好評第3弾!
ワールドカップ目前の欧州遠征、森保ジャパンの日本代表戦を初配信!
参加者の意見・質問に家本氏が「忖度ゼロ、NGゼロ」のぶっちゃけ回答!

【配信カード】
日本代表×アメリカ代表

【配信日時】
9月23日(金)午後9時20分からライブ配信

【オンライン配信イベント&参加チケットの詳細】
https://iemotolabo.base.shop/items/66899833

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家本政明

いえもと・まさあき/1973年生まれ、広島県出身。同志社大学卒業後の96年にJリーグの京都パープルサンガ(現京都)に入社し、運営業務にも携わり、1級審判員を取得。2002年からJ2、04年からJ1で主審を務め、05年から日本サッカー協会のスペシャルレフェリー(現プロフェッショナルレフェリー)となった。10年に日本人初の英国ウェンブリー・スタジアムで試合を担当。J1通算338試合、J2通算176試合、J3通算2試合、リーグカップ通算62試合を担当。主審として国際試合100試合以上、Jリーグは歴代最多の516試合を担当。21年12月4日に行われたJ1第38節の横浜FM対川崎戦で勇退し、現在サッカーの魅力向上のため幅広く活動を行っている。

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