浦和DF知念哲矢、8月の失点ミスから立ち直れた訳 犬飼とショルツからかけられた言葉は?

ショルツから「全部カバーしてあげる」と声をかけられ、本来のプレーを披露

 その名古屋戦以来の出場となったゲームだった知念に、ショルツからは「全部カバーしてあげるから、好きなようにしていいよ」という声があったという。そして、試合中も「前半は行けると思ったところでも『行っていいのかな?』という迷いがあったけれど、『ゴー、ゴー』と、『うしろは任せろ』と言ってくれていた」と、頼りになる声があったと話す。そして、ドリブルで持ち上がるプレーも披露し、「ショルツのプレーを参考にして。身近に最高のお手本がいるので」と、学んでいる部分もあると話す。

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 そして、このゲームをコンディション不良により欠場することになった岩波からは柏のスタメン出場だったFWドウグラスの特徴が伝えられていたという。周囲の先輩たちからのサポートを受け、知念は約1か月前の名古屋戦と比べると見違えるように堂々としたプレーを見せ、ポテンシャルの高さを証明してみせた。

 後半にはCKからJ1初ゴールも決めた。DF明本考浩がコースを変えたボールがゴールに入ろうかというところで押し込んだだけに、「アキ(明本)のゴールを奪ってしまった感じで、ありがとうですね」と笑った。

 知念にとって、浦和でのキャリアに大きな一歩を踏み出したゲームになったのは間違いないと言えるはずだ。

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