名門マンU、補強策は成功? 実績不足のアントニーに139億、ベテランのカゼミーロに112億…“赤い悪魔”夏の強化を考察

パスの出どころが2人に、フリーで加入したエリクセンは欠かせないキーマン

 フリーで加入したエリクセンはすでに中盤に欠かせないキーマンだ。中盤のクリエイティビティをMFブルーノ・フェルナンデスに頼りきりだったところに正確無比なパスでさらなるアクセントを付けられる貴重な存在として輝きを放っている。パスの出どころが2人に増えたことで対戦相手に与える脅威も倍増した。レアルから電撃加入のカゼミーロは現地時間9月4日のアーセナル戦(3-1)でデビューしたばかりで未知数だが、実力・実績は申し分なく、中盤でどっしりと構えてディフェンスに安定感をもたらす役割が期待される。

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 そして移籍最終日に獲得が決まった“1億ユーロの男”FWアントニーはアーセナル戦で先発に抜擢されると、前半35分に先制ゴールをマーク。本拠地オールド・トラッフォードで鮮烈デビューを飾った。圧倒的な個人技と打開力を備え、貴重な左利きのアタッカーとして重宝されそうだ。

 プレミアリーグ開幕2連敗はマーケット序盤に補強が思うように進まず、チーム作りが遅れたことが招いた結果であることは否めない。また、トップターゲットと目されていたバルセロナのMFフレンキー・デヨングの獲得が叶わず、まだ実績に乏しいアントニーに1億ユーロ(約139億円)、30歳のカゼミーロに7000万ポンド(約112億円)と大きな出費を余儀なくされた点など補強策については賛否が分かれる部分はあったものの、トータルではポジティブに受け止められるものだったのではないだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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