シャビ監督は「ベルナルド・シウバが好きじゃない人間がどこにいる？」と関心を認める

　イングランド1部マンチェスター・シティは現地時間8月24日、スペイン1部FCバルセロナと親善試合を行い、3-3で引き分けた。現在も開いている移籍市場で、バルセロナはシティのポルトガル代表MFベルナルド・シウバ獲得を目指しているとされるが、試合後に両指揮官がそれぞれの思惑を語った。スペイン紙「マルカ」が報じている。

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　すでにシーズンが開幕しているなか、ALS（筋萎縮性側索硬化症）の研究資金を募る目的のため、異例の時期に実現したチャリティーマッチ。相手GKのミスを突いて先制したシティだったが、チェルシー移籍も報じられるガボン代表FWピエール＝エメリク・オーバメヤンに同点ゴールを許して、前半で追いつかれる。選手交代も多く行われた一戦は、後半に両チームが2点ずつを取り合い、3-3で引き分けに終わった。

　試合後には、すでにバルセロナと個人の条件面で合意しているとも報じられているベルナルド・シウバについて、両監督がコメントした。

　シウバを先発起用したシティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、「彼はとても重要な選手であり、私たちのチームにいてほしい。幸せだと感じられない選手は残したくないと言ったが、彼は素晴らしい選手であり、失いたくはないんだ。選手としても、人としても、彼は素晴らしく、過去に指導した選手の中でも最高の選手の1人だ。まだ移籍市場は7日、開いている。もしオファーが届き、彼が去ることになったら、私たちは次の補強を考えなければいけなくなる。それは簡単なことではない。ただ、ベルナルドはバルセロナが大好きだよ」と、シティが受け入れられるオファーが届いた場合、引き止めることが困難であることを示唆した。

　一方、バルサのシャビ監督は、「（アーリング・ブラウト・）ハーランドや（ケビン・）デ・ブライネと同じように、ベルナルド・シウバが好きではない人間が、どこにいる？　シウバは素晴らしい決断能力があり、ボールを上手く隠せる、とてもいい選手だ。シティ次第だが、今は新しい話はないよ」と、チームに加えたい希望を隠さなかった。

　現役時代、稀代のプレーメーカーだった両指揮官が手元に置きたいと願うベルナルド・シウバだが、この日、カンプ・ノウでプレーしたことで、どのような思いを持っただろうか。