知名度&集客アップに何が必要? 女子サッカー「WEリーグ」2年目へ、猶本光&仲田歩夢が持論「代表が強くないと」「今ならSNS」

大宮Vの仲田歩夢と浦和Lの猶本光【写真:Getty Images】
大宮Vの仲田歩夢と浦和Lの猶本光【写真:Getty Images】

新設の「WEリーグカップ」で大宮と浦和Lが対戦、リーグ人気アップへ選手が見解

 日本女子サッカーのプロリーグ「WEリーグ」は、今季から「WEリーグカップ」を新設。リーグ戦の開幕前に行われる公式戦で、21日に大宮アルディージャVENTUSと三菱重工浦和レッズレディースが対戦して2-2で引き分けた。昨季以上にリーグを盛り上げていくために何が必要か、選手の立場からも意見が聞かれた。

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 両チームにとっての今季公式戦の初戦は、大宮が先手を取った。前半30分にMF仲田歩夢が相手の背後に抜け出して先制点を奪うと、後半13分にもFW上辻佑実が追加点を奪った。一方の浦和は後半アディショナルタイム突入直後に、FW清家貴子が右サイドを突破してラストパスを送るとMF猶本光がゴール。さらにMF塩越柚歩が約20メートルの強烈ミドルを決めて土壇場で追いつき、引き分けに持ち込んだ。

 昨季開幕のWEリーグは11チームで構成され、INAC神戸レオネッサが初代女王に輝いた。一方で大宮やサンフレッチェ広島レジーナが新設されるなど新たなスタートを切ったものの、集客力に課題があることはシーズン終盤に岡島喜久子チェアも話していた。

 2シーズン目になる今季に向け、この試合で先制ゴールを決めた仲田は自身もYouTubeチャンネルを開設するなどしているが、そうしたピッチ外の活動も含めた知名度アップが必要という思いを話している。

「選手も薄々感じていることとして、リーグの普及や知名度はまだまだ。VENTUSの選手はまだまだと感じているなかで、1人1人ができること、今の時代ならSNSを活用するなどは選手としてもチームとしても考えているところ。昨シーズンの初年度に比べれば、リーグの普及のところに選手として危機感を持っているというのは感じる」

 一方で、浦和の1点目を決めた猶本は「選手として優勝を目指し、より面白いサッカーを見せるという点で、今の攻撃的なサッカーをやろうという取り組みは良いことだと思う」としたうえで、女子サッカー全体を見た時には日本女子代表(なでしこジャパン)が重要な存在という意見を話した。

「難しいですよね。WEリーグだけでも、SNSなど試行錯誤できる部分もあると思う。ただやっぱり、代表が強くないと女子サッカーに注目してもらうのは難しいと思う。来年のワールドカップ(W杯)でどのような結果を示せるのか、今後の女子サッカーやWEリーグの盛り上がりに掛かってくると思う」

 両者は2012年の日本開催だったU-20女子W杯に「ヤングなでしこ」の一員として出場して3位に躍進。前年のなでしこジャパンによる女子W杯優勝から女子サッカーにグッと注目の集まった時期を知る選手たちでもある。

 仲田が話すピッチ外のところを含めた知名度、魅力の伝達ということも、猶本の話すより魅力的なピッチ内を作ることや頂点に立つ代表チームの活躍も、両輪として必要なことなのは間違いない。それらすべてが相乗効果を生みながら、より日本の女子サッカーが発展していく2シーズン目になることが期待される。

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