「迷信深いので理解できる」 チェルシー監督、「背番号9」の呪いに言及、“空き番号”の理由は?
トゥヘル監督は「9番には需要がなかった」と説明
イングランド1部チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が、「背番号9の呪い」について言及した。英紙「ガーディアン」が報じている。
チェルシーは昨夏にイタリア1部インテルからベルギー代表FWロメル・ルカクを獲得。しかし、プレミアリーグ25試合で8得点に終わるなど低迷。クラブ史上最高額となる9750万ポンド(約160億円)を投じた補強としては期待外れの結果に終わった。ルカクは電撃復帰からわずか1年で再びインテルへ(期限付き)移籍した。
ルカクをはじめ、近年のチェルシーではエースナンバーの9番を背負った選手が不振に陥るケースが続いている。「ガーディアン」紙はこれを「フェルナンド・トーレスの時代から続く呪い」としているが、チームを率いるトゥヘル監督も現在は空き番号となっている9番の呪いを認めているという。
「これは呪いだと言う人がいる。戦術的な理由で、誰かが入ってきてもいいように(9番を)空けているわけではないんだ。9番には需要がなかったんだ。背番号を変えたい選手がいても、驚くほど誰も触れようとしない。私よりも長くこのクラブにいる人は私にこう言ったよ。『あの選手は9番で得点できなかった。別のあの選手も9番で得点できなかった』とね。だから、今では誰も9番に触れたがらないんだ」
ドイツ人指揮官は「私も迷信深いので理解できる」と選手たちが9番を避けることに理解を示している。トーレスやルカク以外にもラダメル・ファルカオやゴンサロ・イグアイン、アルバロ・モラタといった他クラブで実績を残した選手が軒並み9番を背負ったチェルシーでは苦戦を強いられてきた。この不吉な呪いを解ける選手は現れるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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