W杯最終予選の初陣敗戦にハリル監督も呆然… 疑惑の判定を含む“中東の笛”は「受け入れがたい」

ボールはラインを割ったかに見えたが…

「審判の吹き方はどうですかね。我々の考えを伝えても何を言っているか分からないが、会見で何かを言わなければいけない。審判の笛の吹き方は受け入れがたい」

 疑惑の判定が起きたのは、後半32分のことだった。右サイドから上がったDF酒井宏樹のクロスを、ファーサイドの本田が頭で折り返す。それを途中出場の浅野拓磨がシュートを放ち、ボールはゴールラインを割ったかに見えたが、判定はノーゴール。得点が認められれば2-2の同点となっただけに、日本にとっては悔やみきれない判定となった。

 初出場の1998年フランス大会から2014年ブラジル大会まで、5大会連続でW杯への切符を勝ち取っている日本だが、“ドーハの悲劇”で有名な94年アメリカ大会に向けた予選など、過去に出場を逃した大会では、全て最終予選の初戦で勝利を逃している。2年後のロシアに向けた今予選は厳しい船出となった。

 指揮官は「あと9試合あるので、まだまだ終わったわけではない」と気持ちを切り替え、6日には敵地でタイと対戦する。ハリルジャパンの面々はモヤモヤの残る一戦から気持ちを切り替え、勝ち点3を手にすることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

田口有史●写真 photo by Yukihito Taguchi

 

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