「ハリーがキッカーに指名されたが…」 ルーニーが英代表ホジソン前監督の“謎采配”却下を告白

主将権限で「キッカー、オレ!」

 ケインはトットナムで直接FKのキッカーを務めているが、EUROではFKも精度を欠き、批判を浴びた。そして、身長188センチと長身の点取り屋がCKキッカーを務めることは異例で、ルーニーもケインが適役でないと確信していたという。第2戦以降にはルーニーがキッカーを担当したが、それはルーニー自らの判断だったようだ。

「僕が(CKを)蹴るべきだと感じたんだ。彼は空中戦で僕よりも優れている。昨季、彼は多くの得点を決めていた。選手はピッチ上で正しい決断をすべきだ。ピッチで目にしたことから判断を下すんだ」

 ルーニーは選手が自ら判断してプレーすることの重要性を説いた。サム・アラダイス新体制でも引き続きキャプテンの重責を任されることになったルーニー。同国歴代最多得点記録を保持するベテランストライカーの発言には、貫禄が漂っていた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング