森保ジャパン、韓国戦出場全16選手「パフォーマンス査定」 カタールW杯へ好アピールの“満点評価”3人は?

(左から)相馬勇紀、町野修斗、谷口彰悟、藤田譲瑠チマ、佐々木翔【写真:高橋 学 & Getty Images】
(左から)相馬勇紀、町野修斗、谷口彰悟、藤田譲瑠チマ、佐々木翔【写真:高橋 学 & Getty Images】

完勝の韓国戦、出場メンバー16選手を5段階査定

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は、7月27日に豊田スタジアムで行われたE-1選手権第3戦の韓国戦(FIFAランキング28位)に3-0で勝利した。初戦の香港戦を6-0で圧勝したが、続く第2戦ではカタール・ワールドカップの出場権を逃した中国とスコアレスドロー。それでも、第3戦で韓国を破って、4大会ぶりの優勝をつかんだ。

 森保監督は、香港戦と同じように横浜F・マリノスの選手たちを多く起用。実に横浜FMの6選手が先発でピッチに立った。前半こそチャンスを生かせなかったが、後半には3点を奪取。ここでは各選手たちのパフォーマンスを振り返るべく、出場16選手を5段階評価(最高が五つ星=★★★★★)で査定する。

◇  ◇  ◇

<GK>
■谷 晃生(湘南ベルマーレ)=★★★★☆
 この韓国戦が記念すべきA代表デビュー戦となる。前半は韓国代表の枠内シュートがゼロという数字が物語るように、ゴールを守る機会がほとんどなし。唯一のピンチだった宮市が負傷でピッチを離れている数的不利の状況で放たれた後半32分のシュートを鋭いセービングで弾き出したのは、集中力を保ち続けた成果。

<DF>
■谷口彰悟(川崎フロンターレ)=★★★★★
 今回のチームで数少ない、カタールW杯へ向けて、メンバー入りよりもレギュラー争いに主眼を置くべき31歳は、安定感あるプレーでチームを束ね上げた。畠中が背後を取られそうになった際にも的確なカバーを見せ、ビルドアップやフィードも正確。韓国代表FWに攻撃の基準点を作らせず、一方的な試合を力強く支えた。

■畠中槙之輔(横浜F・マリノス)=★★☆☆☆
 対人の強さを見せる場面もあったが、チーム全体が良いパフォーマンスを見せていたなかで、韓国に狙われてしまった印象。つなぎのパスのミスに加え、何度か背後を取られそうになり、前半の早い段階でイエローカードを受けたことで、より相手への対応が困難になってしまった。

■佐々木翔(サンフレッチェ広島)=★★★★☆
 3年前の悔しさを晴らすかのような気迫あふれるパフォーマンスを見せた。力強い守備で対峙した相手を封殺。日本の右サイドから入れられたクロスに入っても、素晴らしい対応で跳ね返し続けた。後半19分には見事なポジション取りを見せ、相馬のコーナーキック(CK)から勝利を決定的にするヘディングシュートを叩き込んだ。

■小池龍太(横浜F・マリノス)=★★★★☆
 前半からデビュー戦となった中国戦以上のハードワークを見せる。ややガス欠気味になった前半の終了間際には、不用意なプレーが見られた。それでも後半に入ると修正し、韓国を押し込む中、良い形で攻撃に加わる。後半37分の町野のゴールシーンでは、しっかりとクロスを供給してアシストを記録した。

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