アーセナルの最終ラインは“不十分” 元仏代表OB「若すぎて経験不足」と難点指摘

新シーズンを迎えたアーセナル【写真:Getty Images】
新シーズンを迎えたアーセナル【写真:Getty Images】

ウィリアム・ギャラス氏が見解 「彼らにはセンターバックがもう一人必要」

 日本代表DF冨安健洋の所属するイングランド1部アーセナルは、2021-22シーズンのプレミアリーグで5位となり、惜しくもUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を逃した。かつてアーセナルやチェルシーで活躍した元フランス代表DFウィリアム・ギャラス氏は、最終ラインに補強を行う必要があると指摘している。英紙「メトロ」が報じた。

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 昨シーズンの開幕前、アーセナルは冨安をはじめ、20代前半の若い選手たちを多く補強し、チームの再建に取り組んだ。シーズン序盤は3連敗を喫して苦しいスタートとなったが、終盤までCL出場権を争って、最終的には5位となった。

 2022-23シーズン、さらなる飛躍を期すアーセナルは、マンチェスター・シティからブラジル代表FWガブリエル・ジェズスを獲得するなど、補強を行っている。しかし、現役時代にアーセナルで10番も付けていたギャラス氏は、上位進出に向けて、現在の最終ラインでは不十分だと感じているようだ。

「彼らにはセンターバックが、もう一人必要だ。トップクラスの、ワールドクラスのセンターバックだ。なぜなら、最終ラインには多くの経験を積んだ選手がいることが重要だからだ。最終ラインを統率できる存在だ」

 さらにギャラス氏は、「センターバックが、ちょっと若すぎて経験不足だ。一人、最終ラインをコントロールして、ほかの選手たちにどう動けばいいか情報を与えることのできる経験豊かなDFが必要だ。人々は、若いセンターバックが2人いれば、それで十分だと考えがちだ。でも、実際はそうじゃない。私は十分ではないと思うし、彼らはミスをする。それによって彼らは昨シーズン、いくつかの試合を落とすことになった」と、昨シーズンのアーセナルがセンターバックのミスによって、勝ち点を数ポイント失ったと指摘した。

 オランダ1部アヤックスに所属するアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスの獲得に動いているという報道もあるアーセナルだが、サイドバックや中盤もこなすマルティネスも1998年生まれの24歳と、ギャラス氏の希望に沿う人材とは言い難い。果たしてアーセナルは、経験豊富なセンターバックの補強に動くことがあるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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