不遇のレアルFWヨビッチ、今夏イタリア移籍へ フィオレンティーナへの移籍合意と現地報道
レアルとの残り3シーズンの契約を全うせず、退団へ
スペイン1部レアル・マドリードに所属するセルビア代表FWルカ・ヨビッチは、2025年6月までクラブとの契約が残っている。しかし、残り3シーズンの契約を全うすることなく、スペインの首都を離れることになるようだ。レアル専門メディア「ディフェンサ・セントラル」は、イタリア1部フィオレンティーナへの移籍が合意に達したと報じている。
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ヨビッチは、2018-19シーズンにフランクフルトで公式戦48試合に出場して27得点7アシストを記録。若手ストライカーとして、世界中のビッグクラブから注目を集める存在となり、複数の選択肢のなかからレアルへの移籍を決断した。
しかし、6500万ユーロ(約92億円)の移籍金で加入したレアルでは、フランス代表FWカリム・ベンゼマからポジションを奪えずに、ここまで通算51試合に出場して、わずか3得点5アシストという数字しか残せていない。
すでにカルロ・アンチェロッティ監督の構想外なっているヨビッチだが、記事によれば、レアルはヨビッチを3シーズン留めておく場合、総額3000万ユーロ(約43億円)を支払わなければならない。これを避けるために、クラブは今夏の売却に動き、フィオレンティーナとの交渉に臨んでいたという。
なお、今後2シーズンはフィオレンティーナの所属となり、年俸は250万ユーロ(約3億6000万円)になり、次に移籍をする際には、その売却額の50%はレアルへ支払われることになるという。また、フィオレンティーナは2年間の契約オプションを有しており、これを行使する場合、ヨビッチの年俸も倍額になることで合意したという。
フランクフルト時代を考えると、伸び悩んだ印象の強いヨビッチだが、まだ24歳。スペインで味わった悔しさを、どのように今後のキャリアに生かしていくだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)