インテル長友、90分間で3ポジションをこなす奮闘実らず キエーボとの開幕戦で0-2完敗

デブール新監督、格下相手に黒星スタート 攻撃は新加入カンドレーバに依存気味

 日本代表DF長友佑都が所属するインテルは、21日のリーグ開幕戦となった敵地キエーボ戦でよもやの0-2完敗。長友は左サイドバックでスタメン出場すると、システム変更にも柔軟に対応し、後半途中からは右サイドでプレーした。しかし、1試合で3ポジションをこなす奮闘も実らず、フランク・デブール新監督の初陣は苦い敗戦となった。

 インテルは、開幕まで2週間を切った8月8日にロベルト・マンチーニ監督を事実上の解任とされる契約解除とし、デブール監督を就任させるドタバタ劇で開幕戦を迎えた。インテルは長友が左サイドバックに入る4-2-3-1システムでスタートしたが、キエーボのプレスの前にビルドアップに苦しむ。すると、前半の半ばでデブール監督はシステムを3バックにチェンジ。長友は左のウイングバックにポジションを変えた。

 インテルの攻撃はセットプレー、ミドルシュート、右サイドに新加入のイタリア代表MFアントニオ・カンドレーバからのクロスに偏り、相手ペナルティーエリア内を崩すシーンはほとんど見られなかった。逆にキエーボのカウンターに手を焼き、前半40分には完全に抜け出されてMFリッカルド・メッジョリーニにGKと1対1になるチャンスを作られたが、シュートが枠外に飛んで事なきを得た。試合は0-0でハーフタイムを迎えた。

 

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