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ユーベ史上初の6連覇に好発進! 開幕フィオ戦に105億円補強FWイグアインの決勝弾で2−1勝利
大型補強も新戦力で先発はダニ・アウベスのみ
前人未到のリーグ6連覇を目指すイタリアの絶対王者ユベントスが、21日のリーグ開幕戦で強豪フィオレンティーナをホームに迎え討ち、2-1の勝利で順調なスタートを切った。1-1で迎えた後半29分、途中出場だったアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが決勝ゴール。9400万ユーロ(約105億円)というイタリア国内移籍最高額の移籍金でナポリから獲得したストライカーが、いきなり大きな仕事を成し遂げた。
ユベントスは移籍市場で獲得した選手ではバルセロナから加入のDFダニ・アウベスのみがスタメンのピッチに立った。イグアインをはじめ、ローマから獲得したMFミラレム・ピアニッチら新加入選手はベンチスタートとなった。フットボール史上最高額の1億500万ユーロ(約123億円)でマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したフランス代表MFポール・ポグバが抜けた中盤には、“ネクスト・ポグバ”との評価も高い22歳のガボン代表MFマリオ・レミナが入った。
一方のフィオレンティーナは、かつてイタリア代表FWとして活躍し、2000-01シーズンにはフィオレンティーナで30試合で22ゴールを挙げた名ストライカーのエンリコ・キエーザ氏の息子であるFWフェデリコ・キエーザがスタメン出場。ベンチには元ルーマニア代表MFで「東欧のマラドーナ」と呼ばれたゲオルゲ・ハジ氏の息子で、MFヤニス・ハジがベンチ入りを果たした。往年のサッカーファンには懐かしさを感じさせる二世選手が並んだ。
立ち上がりからゲームを支配したユベントスがゲームを動かしたのは前半37分だった。イタリア代表DFジョルジオ・キエッリーニが敵陣まで進出すると、2列目から前線に飛び出したドイツ代表MFサミ・ケディラをターゲットにアーリークロスを供給。これがケディラの頭にピタリと合い、ユベントスが先制。1-0で前半を折り返した。ハーフタイムの時点でシュート数はユベントスの7本に対してフィオレンティーナはゼロと、圧倒的な差がついた。