リーズやリバプールで活躍したキューウェル氏が入閣へ

　スコットランド1部セルティックは、昨夏に横浜F・マリノスからアンジェ・ポステコグルー監督を引き抜くと、この人事が奏功。見事にスコットランド・プレミアリーグのタイトルを奪還した。そのセルティックに近く、オーストラリア代表のレジェンドがコーチングスタッフとして加入するようだ。スコットランド紙「デイリー・レコード」が報じている。

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　ポステコグルー監督を招聘したセルティックは、オーストラリア人監督のアドバイスに従い、夏の移籍市場でヴィッセル神戸からFW古橋亨梧を獲得。古橋の大活躍を受けると、冬の移籍市場では、さらにFW前田大然、MF井手口陽介、DF旗手怜央の3選手を獲得し、選手層を厚くしている。

　今夏の移籍市場では、シャルケへの買い取りオプションの行使が見送られたDF板倉滉ら、さらなる日本人選手獲得の可能性が報じられているセルティックだが、直近の補強は、指揮官と同じオーストラリア人になりそうだ。「デイリー・レコード」によると、クラブは元オーストラリア代表FWハリー・キューウェル氏をコーチングスタッフとして加える予定だという。

　現役時代にリーズやリバプールで活躍したキューウェル氏だが、監督としては大きな成功をおさめられていない。昨年9月にイングランド5部バーネットの監督を解任されてからは、フリーの時期が続いていた。ポステコグルー監督とキューウェル氏は、これまで一緒に仕事をしていなかったが、同郷出身の指導者として、つながりを深めていったという。

　また、記事では、ポステコグルー監督がセルティックの監督に就任した際に、キューウェル氏が「彼はファンタスティックな人物で、（セルティックが）オーストラリア人に仕事を任せたことは、素晴らしいニュースだ。唯一、残念なのは契約が12か月しかないと聞いたことだ。なぜなら、監督が足跡を残すには、もっと時間が必要だからね。確かなことは、彼には彼の考えがあるということ。そして、彼は異なるやり方をすることはしない。間違いなく挑戦に臨むだろう」と、発言していたことを振り返っている。

　ポステコグルー監督と初めて一緒に仕事をすることになるキューウェル氏だが、スコットランドの名門に、どんな影響を与えることになるだろうか。