レアル“CL優勝弾”コスト「68億超」 若手発掘→主力へ開花…強化プラン”結実“に現地注目
CL決勝弾に絡んだバルベルデ&ヴィニシウスのコンビは移籍金計68億3000万円
スペイン1部レアル・マドリードは現地時間5月28日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でイングランド1部リバプールを1-0で破り、4大会ぶり14度目の優勝を飾った。スペイン紙「マルカ」は決勝点に注目し、「5000万ユーロ(約68億3000万円)の費用がかかった」と伝えている。
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リバプールの攻撃を守護神ティボー・クルトワの好守でしのいだレアルは後半14分、右サイドをドリブルで持ち上がったウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデがゴール前にシュート性のボールを送ると、グラウンダーのパスがファーサイドのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールに通り、値千金の決勝点が生まれた。
レアルは結局、この1点を守る形でヨーロッパ王者の勲章を手にしたが、スペイン紙「マルカ」は「チャンピオンズリーグの決勝ゴールは5000万ユーロの費用がかかった」と見出しを打ち、バルベルデとヴィニシウスのコンビで生まれた得点について言及している。
まず、今季公式戦22ゴール20アシストと大活躍のヴィニシウスに関して、「レアル・マドリードの伝説に変わり、歴史に名を残した瞬間だった」とCL決勝での殊勲のプレーを称賛。そのうえで、レアルの近年のチーム作りについて触れた。
「パリ・サンジェルマンやマンチェスター・シティと争う不可能なミッションを踏まえ、レアル・マドリードは将来エリートになる若くて才能ある選手と契約することに焦点を当てた。バルベルデは2016年に500万ユーロ(約6億8000万円)で獲得したが、ヴィニシウスは2017年に4500万ユーロ(約61億5000万円)でサインし、合計5000万ユーロを費やしている。
レアル・マドリードが最近獲得した若者の1人が19歳のフランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガで3100万ユーロ(約42億4000万円)。21歳のブラジル代表FWロドリゴ・ゴエスは4000万ユーロ(約54億7000万円)、22歳のスペイン代表MFブラヒム・ディアスは1500万ユーロ(約20億5000万円)で加入し、20歳の日本代表MF久保建英は2000万ユーロ(約27億3000万円)でサインした」
レアルとしては、若手に一定の資金を費やし、実戦で育てるプランがCL優勝という結果に結実した形となった。