モンテッラ監督が去就に揺れる本田について言及 「彼はミランの選手の一員だ」

プレシーズンマッチ後に本田に関する質問に答える

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、10日にミラン、セルタ(スペイン)、サッスオーロの3チームによる変則的なプレシーズンマッチであるTIMトロフィーで69分間プレーした。本田はセルタ戦で決定的なスルーパスを通したものの、PK戦では痛恨の失敗。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は去就問題も発生している本田について、「彼はミランの選手の一員だ」とチームの戦力として見なしていることを明かした。

 3チームが45分ずつの試合を総当たりで戦うこの変則的なゲームで、ミランは全体の初戦と3戦目に登場した。初戦のセルタ戦でスタメン出場して45分間フル出場した本田は、0-0で迎えた終了間際の45分にハーフライン付近からコロンビア代表FWカルロス・バッカにワンタッチで絶妙なスルーパスを通したが、バッカがシュートを決められずにPK戦に突入した。4人目が決めれば勝利の状況で登場した本田は、ゴール中央に緩いボールを蹴ったものの相手GKにセーブされた。ミランは5人目のMFジャコモ・ボナベントゥーラが決めて、4-2で勝利した。

 続くサッスオーロ戦はベンチスタートだった本田は、2-1とリードした21分に登場。しかし、32分と41分にゴールを許し逆転負けを喫した。ミランは1PK勝ちと1敗の勝ち点2となり、3チーム中で最下位に終わった。それでもモンテッラ監督は「いい試合をした。後半はコンディションが上がってきて、とても良くなっている」とチーム全体のパフォーマンスを評価した。

 

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