CL優勝逸のクロップ監督、来季決勝進出へ異例の“予告宣言” 「ホテルを予約しておけ」
シーズン終盤まで4冠の可能性を残していたリバプールの完成度に自信を示す
日本代表FW南野拓実が所属するイングランド1部リバプールは、5月28日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でスペイン1部レアル・マドリードに0-1で敗れ、通算7度目の優勝を逃した。2週間前までは、今季4冠の可能性もあったリバプールだが、リーグ優勝とCL優勝を逃す結果に。それでもチームを率いるユルゲン・クロップ監督は、チームの強さを確信しているようだ。英紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
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今シーズン、リーグカップとFA杯を制していたリバプール。プレミアリーグは最終節でマンチェスター・シティの優勝が決まり、今季3冠をかけてレアルとの決勝に臨んだ。リバプールは、前半からシュート数10対1とレアルを圧倒するものの、ベルギー代表GKティボー・クルトワの好守にも阻まれて、得点を挙げることができない。
そして後半14分、レアルのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールに先制ゴールを決められてしまう。その後も攻め立て、チャンスを作り出したリバプールだが、最後までゴールを奪えずに4シーズン前の決勝でも屈したレアルを前に、再び涙をのむ形となった。
試合後、クロップ監督は「決勝進出というのは、悪い結果ではない。それだけで、ある程度の成功と言える。私たちが得たかった成功ではないかもしれないが、私たちは再びここに来る強い予感がしている。選手たちは本当に戦ってくれた。突出した集団になっているし、私たちは来年もそうであり続けるだろう。来年の決勝はどこだ? イスタンブール? ホテルを予約しておけ」と、早くも来年のCL決勝進出に自信を見せた。
クロップ監督が率いるリバプールは、2017-18シーズンの決勝でレアルに1-3で敗れた翌シーズン、再び決勝に進出。この時は、同じイングランド1部トッテナムを相手にリバプールは2-0で勝利し、前年の雪辱を果たしている。来季のCLでは、この時の再現を目指すことになるなか、今季のプレミア最優秀監督に輝いたクロップ監督は、有言実行できるだろうか。