左膝手術のイブラ、現役続行? ミラン幹部が見解「合意を見つけるのに問題はない」

ミランの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ【写真:ロイター】
ミランの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ【写真:ロイター】

強化責任者のマルディーニ氏、今後の契約について「15日以内に話し合う」と明言

 今季のイタリア・セリエAを制したACミランの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、シーズンを終えてすぐに左膝の手術を実施。来季の契約延長もまだアナウンスされていないが、ミランの強化責任者を務めるパオロ・マルディーニ氏は「15日以内に話し合う」とイタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」に今後の見通しを語っている。

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 イブラヒモビッチはミランのエースとして活躍していた2012年夏に当時の財政難もありクラブを離れ、暗黒時代を過ごしたミランがオーナー交代などを経て本格的な再建に乗り出した20年1月にミランへ復帰。大ベテランとして精神的な支柱になりつつ、確かな技術と得点力でチームを支えてきた。

 そのカリスマも今季は前半戦7ゴールと健在ぶりを見せたものの、後半戦に入ると膝とアキレス腱に不安を抱えて1ゴール。精神的な貢献は別に出場機会が減ったピッチ上では満足できないところがあり、22日の最終節サッスオーロ戦でリーグ優勝を決めて間もない25日に手術に踏み切った。そして、復帰までには「7か月から8か月はかかる」とミランからアナウンスされている。

 来季の契約延長がアナウンスされていない中の手術だけに様々な憶測も呼んでいるが、元イタリア代表でミランのレジェンドでもある強化責任者のマルディーニ氏は「実は月曜日(23日)の時点でイブラとは一度話している」と、すでにコミュニケーションを取っていることを明かした。そのうえで、今後の見通しについても話している。

「イブラとは(23日から)15日以内に話し合う約束をしている。合意を見つけるのに問題はないと思う。これだけプレータイムが短ければ、穏やかでないのは分かる。今度2週間で何が起こるか見てみよう。彼にとってもミランにとってもすべてが良いようになるだろう。彼がどのように前へ進んでいこうと思っているかは理解しているよ」

 イブラヒモビッチの手術は、前十字靭帯の再建と側面部分の補強、さらに半月板の修復という大掛かりなもので、そのすべては膝の問題を完全に解決するためだとアナウンスされている。すでに40歳を迎えているカリスマは、この大手術を乗り越えてミランに戻ってくるのか。マルディーニ氏との2回目の話し合いが注目される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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