浦和、リーグ7戦連続ドロー ショルツPK弾で追いつくも…またも勝ち切れず鹿島と痛み分け
ホームで鹿島と対戦、後半の決勝ゴールは“幻”に
浦和レッズが鹿島アントラーズをホームに迎え撃った5月21日のJ1第14節は、鹿島が先制するも浦和が追いついて1-1の引き分けに終わった。
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浦和は18日に後半だけで3点ビハインドを追いついた劇的な横浜F・マリノス戦から中2日で、FW江坂任がスタメンに復帰。MF岩尾憲を含む3ボランチ気味の配置を取り、左サイドでMF関根貴大が最終ラインから前線まで幅広くカバーする変則的なシステムを組んだ。
その中で立ち上がりは鹿島がペースを握り、浦和陣内に押し込んだ試合を展開。そして前半6分、FW上田綺世がゴール正面から強烈なシュートを放ち、GK西川周作が弾いたところにMFアルトゥール・カイキが詰めて鹿島が1-0の先制点を奪った。
時間の経過とともに浦和もシステムがハマり始めて攻勢の時間を作ると同40分、MF柴戸海の浮き球に攻撃参加したDF明本考浩がゴール前にクロスを入れようとすると、タックルを試みたDF関川郁万の腕にボールは接触。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の進言で映像確認がされ、西村雄一レフェリーはPKの判定。これをDFアレクサンダー・ショルツが蹴り込み、同44分の同点ゴールで1-1のハーフタイムになった。
後半も立ち上がりは鹿島がペースを握ってセットプレーも多く獲得するもゴールを割れず。逆に浦和はFWキャスパー・ユンカーが背後を取る攻撃を機能させはじめ、ペナルティーエリア内に進出する形も作っていった。
浦和は同25分に岩尾のフリーキックを明本がヘディングで流しこむも、ゴール前で浦和にファウルがあったとしてノーゴール。球際が激しくファウルも多い試合展開になったが、そのまま決勝ゴールは生まれずに1-1で引き分けた。
これで浦和はリーグ7試合連続の引き分けと勝利に手が届きそうで届かない時期が続いている。一方の鹿島は、首位の川崎フロンターレを追う中で勝ち点3を奪いきれずと痛み分けになった。
(FOOTBALL ZONE編集部)