英プレミアリーグ得点王レースを展望 アジア人初の快挙も、シーズン終盤に熾烈な争い

リバプールFWモハメド・サラー、ユナイテッドFWクリスティアーノ・ロナウド、トッテナムFWソン・フンミン【写真:Getty Images & AP】
リバプールFWモハメド・サラー、ユナイテッドFWクリスティアーノ・ロナウド、トッテナムFWソン・フンミン【写真:Getty Images & AP】

プレミアリーグ終盤戦、白熱の得点王争いにも注目

 イングランド・プレミアリーグの得点王争いは三つ巴の様相を呈している。

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 得点ランキングの最右翼はリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラー。同選手は2017-18シーズンに32得点で初めて得点王となり、翌18-19シーズンも22得点を決めて2年連続でタイトルを獲得した。FWハリー・ケインやアラン・シアラー氏らと並ぶ歴代2位タイの3度目の得点王に向けてポールポジションにつけている。

 第9節までに10得点を決めるなど序盤からゴールを量産してきたサラーだが、3月以降は得点のペースを落としている点が気になるところ。残り3試合でリードを守り切ることはできるだろうか。

 サラーを猛追しているのが、トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンだ。驚きなのは、ここまでPKなしで上位につけていること。英紙「デイリー・ミラー」も「レギュラーのPKキッカーではないことを考えると、ランキング上位にいるのが印象的」とその決定力の高さに一目置いている。仮にソン・フンミンが得点王となれば、アジア人としてはリーグ史上初の快挙。残りはリバプールと同じ3試合で、現在の調子を踏まえればタイトル獲得の可能性は十分あるはずだ。

 マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、チームが低迷しているなかでも一人気を吐いている。シーズンを通してハットトリックも2度決めている。ラ・リーガやセリエAでも得点王を獲得しているロナウドが、プレミアリーグでは2007-08シーズン以来14シーズンぶり2度目のトップスコアラーとなるのも決しては夢物語ではないだろう。現在37歳のロナウドがタイトルを手にすれば、19-20シーズンに33歳で得点王になったFWジェイミー・ヴァーディ(レスター・シティ)を抜いて史上最年長得点王となる。

 そのほか、FWディオゴ・ジョッタ(リバプール)、FWサディオ・マネ(リバプール)、FWハリー・ケイン(トッテナム)といった実力者が名を連ねる。最も多くの得点を決めた選手に送られる“ゴールデンブーツ”を手中に収めるのは一体誰になるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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