C大阪主将・清武、“脳震とう”で交代のGKキム・ジンヒョンの状況を説明 「ロッカーでもずっと頭が痛いと」

C大阪GKキム・ジンヒョンが脳震とうで交代【写真:Getty Images】
C大阪GKキム・ジンヒョンが脳震とうで交代【写真:Getty Images】

後半43分、磐田FW大津と交錯したキム・ジンヒョンは「脳震とうによる交代」

 セレッソ大阪の元韓国代表GKキム・ジンヒョンは、5月6日に行われたJ1リーグ第12節ジュビロ磐田戦(2-1)で試合終盤に相手選手との接触でピッチへ落下。負傷交代で連続フルタイム出場が途絶える結果となった。キャプテンの元日本代表MF清武弘嗣は、自身のツイッターで試合後の状況を伝えている。

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 C大阪は先発したMF毎熊晟矢が前半32分、40分にゴールを決めて2点をリード。後半34分に1点を失ったが、2-1でリーグ戦4試合ぶりの白星を飾った。

 そのなかで、終盤にアクシデントが発生した。後半43分、磐田DF山本義道が前線へ供給したロングフィードにキム・ジンヒョンが鋭く反応し、ジャンプして胸元でしっかりキャッチ。しかし、駆け込んだ元日本代表FW大津祐樹が足元に入る形になってしまい、バランスを崩したキム・ジンヒョンは左の肩口からピッチへ激しく打ち付けられた。

 その後もプレーを続行したキム・ジンヒョンだったが、ゴールキックを蹴った直後にピッチに倒れ込んでしまう。C大阪はすでに5人の交代枠を使い切っていたが、チームドクターの治療も経て、脳震とうの疑いがあることから、昨季導入された「脳震とうによる交代」が認められ、キム・ジンヒョンは後半アディショナルタイムにピッチをあとにしていた。

 前節サガン鳥栖戦(1-1)で外国籍選手最多となるJ1通算334試合出場の新記録を打ち立てていたキム・ジンヒョンは、これでJ1連続フルタイム出場が「181」(歴代3位)でストップした。

 キャプテンの清武は試合後、自身のツイッターで「ジンヒョンはロッカーでもずっと頭が痛いと言ってました。いろいろという方もいると思いますが、肩も負傷していますし、脳震盪もあります」と状況を説明。その後、多くのコメントが寄せられたことから、「質問が多いですが、ジンヒョンは試合後すぐに病院に行きました。僕から言えるのはここまでです。何かある方はご自由に書いてもらっても構いませんが、もう僕からいう事はありません」と綴っていた。

 キム・ジンヒョンが大事に至らないことを祈るばかりだ。

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