「歴史上最も予想不可能」 ペップ・シティが優勝本命3・25倍オッズもプレミア覇権は混迷模様

ザック監督就任浮上のプレミア昇格組ハルは超大穴の1500倍!

 最も高い倍率が付けられたのはハル・シティで1501倍。スティーブ・ブルース監督が退任し、元日本代表監督のザッケローニ氏に接近しているという昇格組が今季の大穴となっている。これも衝撃的な高配当となるが、昨季レスターの5001倍での優勝を目撃しているサッカーファンにとっては物足りないオッズに感じられるかもしれない。

 昨季レスターの予期せぬリーグ優勝によってブックメーカーが悲鳴を上げる事態となった。130年の歴史を持つブックメーカー「ラドブロークス」は昨年9月までに47件の超大穴馬券を受け入れた。9月以降は1500倍に修正したが、損失は7億円。「ウィリアム・ヒル」社は5001倍に関しては25件の受付に止まったが、3億4000万円の損失だったという。各社は昨季を教訓として慎重な姿勢を貫いている。

「スカイ・ベット」のダレ・テンペスト氏は「レスターの驚くべき快挙によって、我々は昨季500万ポンド(約6億7000万円)近くを支払った」と振り返った。「だから、顧客が新たな高額のアウトサイダーを支持するのは当然だ。我々はトップの監督が集まったことでもう一度、新たな優勝候補が生まれることを願っている」と混戦必至の新シーズンの展望を語った。

 今季も夢の万馬券を手にする勝負師は登場するのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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