長友も先発したインテルがバイエルンに4失点大敗 21歳の米代表FWに屈辱ハット許す

ドイツ王者相手に守備が崩壊 新鋭FWグリーンに3得点を奪われる

 アメリカ遠征中の日本代表DF長友佑都が所属するインテルは、現地時間30日に開催されたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)でのドイツ王者バイエルン・ミュンヘン戦で、1-4と衝撃的な大敗を喫した。長友は右サイドハーフで先発出場し、試合途中でサイドを入れ替わりながら数本のクロスを入れたものの、それ以上にチーム全体の拙い守備が際立った。

 先制ゴールは開始7分だった。インテルの右サイドでバイエルンのMFフランク・リベリーがボールを持つと、右サイドバックのDFダニーロ・ダンブロージオと長友は寄せるでもなく中途半端にポジションを取り、オーバーラップしたDFダビド・アラバにあっさりとクロスを入れられた。中央では母国凱旋のアメリカ代表FWユリアン・グリーンを完全にフリーにし、簡単にゴールを与えた。

 さらに同13分にはインテルの右サイドから逆サイドへ展開されていく攻撃にマークが完全にズレ、最後は中央への折り返しをリベリーに決められて0-2に。続く同29分にはカウンターからリベリーのラストパスを再びグリーンに決められ3点目。さらに同35分にはMFラフィーニャのラストパスを、またもグリーンに決められて悪夢の4失点となった。1995年生まれの新鋭FWグリーンにとって、母国でハットトリックという最高の舞台をインテルは崩壊した守備で助けてしまった。

 

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