約2か月ピッチから遠ざかっている冨安、19日アストン・ビラ戦で先発の可能性に英注目

　負傷離脱中のアーセナルDF冨安健洋について、ミケル・アルテタ監督が3月19日（現地時間）に行われるプレミアリーグ第30節アストン・ビラ戦（アウェー）の前日会見で「チャンスはある」と復帰の可能性をほのめかしたなか、英メディアは冨安をスタメンに予想。「ギャンブルに出るかもしれない」と報じている。

　冨安は昨年末に右足のふくらはぎを負傷し、年明けに一度復帰するも、その後に左足のふくらはぎを負傷。度重なる怪我に苦しんでおり、最後に出場したのは1月20日のリーグカップ準決勝第2戦リバプール戦（0-2）と、約2か月ピッチから遠ざかっている。

　すでにチーム練習に復帰しているようで、3月16日に行われたプレミアリーグ第27節リバプール戦（0-2）では欠場したものの、アルテタ監督はアストン・ビラ戦の前日会見で「チャンスはある。しかし、分からない。彼がトレーニングでどのように感じるのか見る必要がある」と、冨安復帰の可能性がゼロではないことを示していた。

　そんななか、英紙「ザ・サン」がアストン・ビラ戦のスタメンを予想。「アルテタは、アーセナルが4位をキープするにはスティーブン・ジェラード率いるチームを倒さなければならないことを理解している。そして彼は、最強のメンバーで臨むために、多才なディフェンダーをミックスに戻すというギャンブルに出るかもしれない」と、冨安を右サイドバックの先発に復帰させるとしている。

　リバプール戦でも、スタメン復帰の可能性が指摘されながら出番がなかった冨安。指揮官は慎重な姿勢を崩していないが、アストン・ビラ戦で待望の復帰を果たせるだろうか。