FIFAがロシア&ウクライナのクラブへ特例措置 外国籍選手、指導者のフリー移籍を許可

日本人選手では元FC東京のロストフMF橋本拳人が対象に

 国際サッカー連盟(FIFA)は3月8日に声明を発表し、ウクライナとロシアでプレーしている外国籍選手と指導者に対して、他国のクラブにフリーエージェント(無所属選手)として移籍することを認める特例措置を取ると発表した。

 ロシアのウクライナ侵攻を受けて取られた今回の緊急措置により、ウクライナサッカー連盟(UAF)に所属する外国籍選手、指導者は、2022年6月30日まで各クラブとの雇用契約が停止されることを保証するものとなっている。

 また、ロシアサッカー連合(FUR)のクラブに対しては、所属する外国籍選手、指導者と3月10日までに再契約を行うことを通達。合意しなかった場合には、2022年6月30日まで雇用契約を停止することを保証した。日本人選手では、MF橋本拳人(ロストフ)が対象になる。

 冬の移籍市場は1月末をもって閉まったが、ウクライナとロシアを離れる外国籍選手と指導者に対しては、2022年4月7日まで最大2選手までの移籍を認める措置を取ると発表している。

 また、この発表の最後にFIFAは「ウクライナにおけるロシアの継続的な武力行使に対して、あらためて非難を表明し、敵対行為を迅速に停止し、平和を取り戻すことを要求します」と、ロシアの侵略に対して反対する声明を表明している。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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