5試合ぶり得点のセルティック前田大然、専門メディアが“嗅覚”を評価 「驚異的な本能のゴール」

セルティックFW前田大然が5試合ぶりのゴール【写真:Getty Images】
セルティックFW前田大然が5試合ぶりのゴール【写真:Getty Images】

前半17分、相手GKが弾いたところに素早く詰めて今季3ゴール目

 スコットランド1部セルティックは、現地時間3月6日に行われた敵地でのリーグ第30節でリビングストンに3-1で勝利した。日本代表FW前田大然は5試合ぶりとなる今季3ゴール目を挙げ、専門メディアの選手採点で「7点」の評価を受けている。

 前田は昨年末、MF井手口陽介、DF旗手怜央とともにセルティックへ移籍。デビュー戦となったリーグ第21節ハイバーニアン戦(2-0)の開始4分でいきなり初得点を挙げ、3戦目の第25節マザーウェル戦(4-0)でもゴールと好調なスタートを切ったが、その後は4試合ノーゴールでリビングストン戦を迎えた。

 セルティックは前半14分、この日センターフォワードに入った前田が敵陣のペナルティーエリア内でシュートを放ち、相手のハンドを誘ってPKを獲得。スコットランド代表MFカラム・マグレガーがキッカーを務めたが、シュートは右ポストに当たってPK失敗となった。

 嫌な流れが立ち込めるなか、直後の前半17分、右コーナーキック(CK)にDFカール・スターフェルトが飛んでヘディングシュート。相手GKに防がれたが、こぼれ球に反応した前田が頭で押し込み、今季3ゴール目で先制点を挙げた。

 後半早々に相手のオウンゴールで追加点を奪ったセルティックは、FWジョタのパスからスコットランド代表MFジェームズ・フォレストがチーム3点目を奪取。前田も後半24分に左サイドからのクロスに合わせてシュートを放ったが、相手GKマックス・ストライジェクに足で防がれ、チャンスを逃した。

 後半30分までプレーした前田。セルティック専門メディア「The Celtic Way」は選手採点(10点満点)でGKジョー・ハートらスタメン8人に「8点」をつけたなか、前田は7点と評価。「適切なタイミングで適切な場所にいて、至近距離から先制点を決めた。驚異的な本能のゴールだった。相手のオウンゴールの時も彼は近くにいて、後半にはストライジェクのビッグセーブにも遭った」と寸評をつけている。

 なお、DF旗手怜央はリーグ戦で初めてベンチスタートとなり、後半38分からの出場で採点対象外だった。

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