王者レスターに大打撃! 岡崎、マフレズらを発掘した“目利きの達人”がエバートンSD就任へ
昨季の躍進を支えた名参謀ウォルシュ氏が、エバートン加入で大筋合意
レスター・シティでイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディやアルジェリア代表MFリヤド・マフレズといった才能を見出してきた“目利きの達人”、スカウト部長兼アシスタントコーチのスティーブ・ウォルシュ氏がエバートンへの加入で大筋合意に達した。同氏はエバートンのスポーツ・ディレクターに就任することになるという。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じた。
ウォルシュ氏は5月にレスターとの契約延長を発表したばかりだったが、家族の住むイングランド北西部での生活を希望。そのため、北西部マージーサイド州を本拠地とするエバートンへの加入が希望に合致した形となったようだ。金銭面では合意済みのようで、現在は最終的な詳細を詰めるための交渉を行っている段階だという。
昨季リーグ11位と低迷したエバートンは、新たにロナルド・クーマン監督を招聘するなどチーム改革を進めている。イングランド代表MFロス・バークリーや同DFジョン・ストーンズ、ベルギー代表FWロメル・ルカクら好タレントを揃えており、ウォルシュ氏が見出した新戦力との融合によって古豪再建を目指す。
レスターは昨季の優勝メンバーから、フランス代表MFエンゴロ・カンテのチェルシー移籍が決まったほか、マフレズにもバルセロナ移籍の可能性が浮上している。しかし、ナイジェル・ピアソン前監督政権時の2011年11月にスタッフとして加入したウォルシュ氏は、ヴァーディや日本代表FW岡崎慎司、マフレズ、カンテといった無名に近い原石を発掘し、昨季の“ミラクル・レスター”を導いた立役者の一人となった。名参謀の離脱は、プレミア王者にとって大打撃となりそうだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images